政治家の言葉には、大きな影響力があります。
しかし、ときには「どういう意味?」と世間をざわつかせる発言も存在します。
その代表格が小泉進次郎さんです。
今回注目を集めたのは「備蓄米を減価償却している」という発言。
専門家やSNSユーザーから一斉にツッコミが入り、またも“進次郎節”が炸裂しました。
本記事ではその内容と背景をわかりやすく解説します。
小泉進次郎の迷言「米を減価償却」とは?

2025年5月23日、小泉進次郎農林水産大臣は備蓄米の取り扱いについてインタビューで「減価償却も行われている」と発言しました。
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備蓄米は5年間のお米が貯めてありますから、これから出すのは令和4年のお米、そして令和3年のお米と、こういった形になります。
ですので倉庫の中にある間の分、減価償却がされますので、結果として1万1000円~1万2000円ぐらいで買ったものを減価償却で1万円くらいで売り渡すと。60キロをですね。
そうすると一般の方々がスーパーなどで目にする5キロ、これが様々な流通経費など含めて2,000円程度で店頭に並べる、そういった計算になります。
なぜ「米を減価償却」発言が問題?!

- 「減価償却」とは、本来建物や車など、何年も使う高額な資産に使われる会計処理のこと
- 一方、備蓄米は食品であり、長期間にわたって使うものではありません
- そのため、米に「減価償却」という言葉を使うのは不適切
この発言はすぐにSNS上で話題となり、「また進次郎迷言か」と騒がれました。





減価償却ってなに?

- 減価償却とは、トラックや建物などの高価な物を買ったとき、その費用を一度にではなく、少しずつ分けて計上する方法です。
- たとえば、100万円の機械を5年間使うなら、毎年20万円ずつ費用にします。
- こうすることで、利益や資産価値の計算が現実に近くなります。
なぜ米に「減価償却」は使えないの?

- 米は買ったらすぐに使ったり食べたりする消耗品です。
- 何年も使い続ける物ではないため、減価償却の対象にはなりません。
つまり、小泉進次郎氏の発言は、会計の基本原則から外れていたということになります。
小泉進次郎の迷言はなぜ繰り返される?

これまでにも小泉進次郎さんは、印象に残る言葉や“詩的な表現”で話題になってきました。
- 「将来は、未来に向かって進んでいる」
- 「環境問題は、環境の問題です」
- 「ポエムみたいだけど、ポエムじゃない」
- 「セクシーに、そしてエキサイティングに」環境問題に取り組む
今回の「減価償却発言」に対して、会計の専門家からは「基本的な理解が足りない」との声が上がっています。
また、国民の信頼を得るべき立場で、専門用語の誤用は誤解を招く恐れがあります。

政策説明に対する説得力が損なわれてますよね
まとめ

小泉進次郎さんの発言は、印象に残るぶんだけ影響力も大きいものです。
政治家としてのメッセージには説得力と具体性が求められるため、今後の発言にも注目が集まっています。
同時に、耳に残る言葉が注目を集める一方で、その中身や正確さが欠けてしまうと、誤解や批判を招くリスクもあります。
国民との信頼関係を築くためにも、伝える内容の「意味」と「わかりやすさ」の両立が今後より重要になるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。